パソコン自作52台目

■組み立て詳細■

　小型ケースで静かでサクサク動いてくれる、コストパフォーマンスの高いパソコンを作ろうと思い、この組み合わせになった。3Dゲームをすることもなく、家庭や職場でインターネットやオフィス・ソフトを使うことが目的だ。地上デジタル放送視聴はオマケのつもりだったが、結構重宝するだろう。

[ケース]Antec NSK1380(電源350W）W335xH201xD270mm

こののケースは小さくて頑丈ですので長持ちしそう。ちょっと重いが机の上に置くことも出来るでしょう。静音性ではかなり高い評価を受けているこのケースは、排熱性に関しては不満の評価がある。実際組んでみて最も印象的なのは静音性。ケース内部熱は今回のM/BとCPUとの組み合わせで、あまり心配することもないと思われる。内部が狭いことには間違いないので、組み込みには少し苦労。ゆっくり慎重にやることを心がけよう。付属のブロアーファンは不使用。前面のパネルにもう少し高級感があればいいのだが。埃の吸入も少し心配。
Front Panel Connector の PWR-LDD端子→ M/Bは2ピン仕様、ケースから出ているケーブルは3ピン仕様なので困った。思案の末、3ピンコネクターを真ん中で切って適用出来た。コネクターはそれなりに柔らかい素材なので、カッターで丁寧に削ってあげると結構うまく行く。電源が入っていることをすぐに確認したくなる静かさなので、この作業は惜しまずに実行を。
　+12V ATX Power Connector→M/Bは8ピンでケースから出ているケーブルは4ピンなのだが、マニュアルの4ピン差し込み方通りで問題なく作動している。
ケースにはSPEAKERケーブルは付いていない。300円位で手に入るので直接M/Bに付ければ問題なし。今回は使用せず音もなくWindowsが立ち上がる雰囲気を楽しむことにした。(M/Bにはもちろん speaker connector of chassisはある。)
[マザーボード]Foxconn G45M-S（INTEL G45+ICH10R）

Foxconn製品は初めてだったが、全く心配はいらなかった。オール個体コンデンサ、奇をてらわないレイアウトには安心感がある。各種ドライバーのインストールも全く問題なく、その他付属ソフトも結構しっかり作ってある。SATAケーブル×2・SATA電源変換ケーブル×2・IDEケーブル×1（M/BにIDEがないのに何故か付属している。）・FDDケーブル×1・eSATAブラケット×1が付属している。実用派M/Bと言える。
　(BIOS) Advanced BIOS Features→CPU Configuration→C1E Function→[ENABLE]このDefault状態で省エネ稼働を実感することになる。電源が入っているのかどうかを疑うくらいの静かさで、でもしっかりと速さを感じる。
　アイドル時はCPU動作周波数1.2GHzで定格の半分以下、CPU-Fanも(BIOS)PC Health Status→Smart Fan→[ENABLE] (Default)で800rpmと約半分の動作になっている。負荷をかけると定格の(CPU)2.6GHz、(CPU-Fan)1600rpmに戻る。それでも静かだ。
[CPU] Pentium Dual-core E5300/2.60GHz

発売になったばかりの E5300 がいきなり安価だったのでこちらを選択。ショップの人からはこのM/Bとの動作確認は出来ていませんという不安ご案内だったが、あっさりと動作した。定格使用なので初期設定が高い方が嬉しい。
[メモリー] TEAM ELITE DDR2 1GB×2=2GB(Dual) 800MHz

メジャーチップ使用と謳っているメモリーを使用した方が安心感がある。本当に無名のバルクメモリーがそれなりに出回っているが、それなりにダメなケースもあるので注意。価格が大きく変わるのもこのメモリー。一昔前は1MB=1万円でも安いと思える悪夢のような時代もあった。今は1年前に比べても5分の1程度。安い。自作機部品の中ではここの価格が要点だったがこれからはどうだろう。TEAM ELITEの製品は今まで使った中でも何となく良いと感じられた。特に理由はないが信頼できる。ヒートシンクが付いて2MB×2=4MBが理想だが。
[ハードディスク]Western Digital WD6400AAKS(640GB)

WD6400AAKS の評判で容量、熱量、消費電力をさておき、速さ、静かさを優先。正解だったと思う。AHCI適用で、PCスイッチを入れてからWindowsの立ち上がりまで、明らかに速さを体感した。予定通りサクサクとアプリケーションをインストール、その後の使用感も速いの一点。心配していたケース内部の熱もさほど問題なさそう。
　E5300 リテールファンの背の低さやSATAケーブル2本だけのお陰で、狭いキューブ型ケースにも余裕が感じられる。録画だってそれなりに対応できる容量。
[グラフィックボード] On-Board (D-Sub/HDMI/DisplayPort)

G45チップセットの評判に絆されて On-Board を選択、これもコストパフォーマンス優先のためだがパソコンゲームをやらなければ全く問題にならない。このM/BにはDVI端子が付いていないのが欠点。仕方がないのでPLANEX HDMI-DVI変換ケーブルPL-HDDV02(2m)をamazon(1680円)で購入。余計な出費をするくらいなら最初からDVI端子が付いていてしかも機能が高いM/Bを選んだ方が得策なのだが、このあたりが考え何処。
[DVDドライブ] Pioneer DVR-S15J-W

見た目の良さと以前使った中での静音性の確かさで選択。他の部品と比べると価格バランスが悪いが、いつも使っているLGやLITEONを選ぶ気にはなれなかった。ケース付属のフロントパネルを外して、このドライブ前面をそのまま見せている。美麗。おかげでケース内部に多少スペースが増えた。
[TV Tuner] 　I-O DATA GV-MVP/HS(PCI Express×1)

さすがに地上デジタル放送。美しいテレビが見られた。地デジチューナー、一緒に付いてくるテレビを見るためのソフトはまだまだ成熟していなく、使い勝手が悪いと悪評ぷんぷん。アナログよりもデジタル機器の反応が鈍いなどと誰もが最初のうちは信じられないことだが、現実は厳しい。チャンネル切り替えボタンを押したって、画面が切り替わるのを待つという意識を思い出させてくれる。どんどん遅くなっていった Windows98時代のパソコンや初期のインターネット接続時の記憶が蘇る。それでも映像は綺麗だから我慢するとしよう。他社の製品も似たり寄ったりのようだ。まともな製品までには何年待てば？。
　無料放送を見るのに有料のB-CASカードが必要とは、ここにも天下り、官僚、保守体質、日本の馬鹿な役人根性が作っている悪弊社会構造が見えてくる。
[OS] Windows XP HOME EDITION

購入したのは「SP3」、アップデート適用項目が少なくて助かるが、それでも最新版までアップデートするのには結構時間が掛かる。Vistaは1台だけで遠慮している。
[モニター] SAMSUNG T200G（20型Wide・光沢・1680×1050）

何故かいったん身を引いたサムソン製品が復活した。この機種は全体の見た目もさることながら、画像も美しく、心配した光沢特有の映り込みの心配も杞憂に終わった。このシリーズのデザインは抜群、ワインレッド色の高級感がいい。大満足。
[最後に、]

店舗、インターネット価格の情報を逐一調べ労を惜しまない部品調達のお陰で全部で約8万円で仕上がった。もともと小さくて、静かで、サクサクと動作するPCという目的には満足の行く結果であった。ソフトをインストールした後でも、OSのみインストール直後より少し時間が掛かってきたかなという程度で、予想以上の軽快さを保っている。
　オーバークロックをしないなどは自作機の王道に反するかもしれないが、家庭用途や頼まれて作るパソコンなら、コストパフォーマンスのかなり高い組み合わせといえる。
52台目の自作機完成。

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◆自作機52台目出来！

■組み立て詳細■

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	◆自作機52台目出来！ [小型、静音、Windows立ち上がり等速く軽やかに動きます。] ケース Antec NSK1380(電源350W）W335xH201xD270mm マザーボード： Foxconn G45M-S（INTEL G45+ICH10R） CPU：Pentium Dual-core E5300/2.60GHz メモリー：TEAM ELITE DDR2 1GB×2=2GB(Dual) 800MHz ハードディスク：Western Digital WD6400AAKS(640GB) グラフィックボード：On-Board (D-Sub/HDMI/DisplayPort) DVDドライブ：Pioneer DVR-S15J-W TV Tuner：I-ODATA GV-MVP/HS（地上デジタル放送/録画）モニター：SAMSUNG T200G（20型Wide・光沢・1680×1050）（2009/2・納入済）
■組み立て詳細■ 　小型ケースで静かでサクサク動いてくれる、コストパフォーマンスの高いパソコンを作ろうと思い、この組み合わせになった。3Dゲームをすることもなく、家庭や職場でインターネットやオフィス・ソフトを使うことが目的だ。地上デジタル放送視聴はオマケのつもりだったが、結構重宝するだろう。 [ケース]Antec NSK1380(電源350W）W335xH201xD270mm こののケースは小さくて頑丈ですので長持ちしそう。ちょっと重いが机の上に置くことも出来るでしょう。静音性ではかなり高い評価を受けているこのケースは、排熱性に関しては不満の評価がある。実際組んでみて最も印象的なのは静音性。ケース内部熱は今回のM/BとCPUとの組み合わせで、あまり心配することもないと思われる。内部が狭いことには間違いないので、組み込みには少し苦労。ゆっくり慎重にやることを心がけよう。付属のブロアーファンは不使用。前面のパネルにもう少し高級感があればいいのだが。埃の吸入も少し心配。 Front Panel Connector の PWR-LDD端子→ M/Bは2ピン仕様、ケースから出ているケーブルは3ピン仕様なので困った。思案の末、3ピンコネクターを真ん中で切って適用出来た。コネクターはそれなりに柔らかい素材なので、カッターで丁寧に削ってあげると結構うまく行く。電源が入っていることをすぐに確認したくなる静かさなので、この作業は惜しまずに実行を。　+12V ATX Power Connector→M/Bは8ピンでケースから出ているケーブルは4ピンなのだが、マニュアルの4ピン差し込み方通りで問題なく作動している。ケースにはSPEAKERケーブルは付いていない。300円位で手に入るので直接M/Bに付ければ問題なし。今回は使用せず音もなくWindowsが立ち上がる雰囲気を楽しむことにした。(M/Bにはもちろん speaker connector of chassisはある。) [マザーボード]Foxconn G45M-S（INTEL G45+ICH10R） Foxconn製品は初めてだったが、全く心配はいらなかった。オール個体コンデンサ、奇をてらわないレイアウトには安心感がある。各種ドライバーのインストールも全く問題なく、その他付属ソフトも結構しっかり作ってある。SATAケーブル×2・SATA電源変換ケーブル×2・IDEケーブル×1（M/BにIDEがないのに何故か付属している。）・FDDケーブル×1・eSATAブラケット×1が付属している。実用派M/Bと言える。　(BIOS) Advanced BIOS Features→CPU Configuration→C1E Function→[ENABLE]このDefault状態で省エネ稼働を実感することになる。電源が入っているのかどうかを疑うくらいの静かさで、でもしっかりと速さを感じる。　アイドル時はCPU動作周波数1.2GHzで定格の半分以下、CPU-Fanも(BIOS)PC Health Status→Smart Fan→[ENABLE] (Default)で800rpmと約半分の動作になっている。負荷をかけると定格の(CPU)2.6GHz、(CPU-Fan)1600rpmに戻る。それでも静かだ。 [CPU] Pentium Dual-core E5300/2.60GHz 発売になったばかりの E5300 がいきなり安価だったのでこちらを選択。ショップの人からはこのM/Bとの動作確認は出来ていませんという不安ご案内だったが、あっさりと動作した。定格使用なので初期設定が高い方が嬉しい。 [メモリー] TEAM ELITE DDR2 1GB×2=2GB(Dual) 800MHz メジャーチップ使用と謳っているメモリーを使用した方が安心感がある。本当に無名のバルクメモリーがそれなりに出回っているが、それなりにダメなケースもあるので注意。価格が大きく変わるのもこのメモリー。一昔前は1MB=1万円でも安いと思える悪夢のような時代もあった。今は1年前に比べても5分の1程度。安い。自作機部品の中ではここの価格が要点だったがこれからはどうだろう。TEAM ELITEの製品は今まで使った中でも何となく良いと感じられた。特に理由はないが信頼できる。ヒートシンクが付いて2MB×2=4MBが理想だが。 [ハードディスク]Western Digital WD6400AAKS(640GB) WD6400AAKS の評判で容量、熱量、消費電力をさておき、速さ、静かさを優先。正解だったと思う。AHCI適用で、PCスイッチを入れてからWindowsの立ち上がりまで、明らかに速さを体感した。予定通りサクサクとアプリケーションをインストール、その後の使用感も速いの一点。心配していたケース内部の熱もさほど問題なさそう。　E5300 リテールファンの背の低さやSATAケーブル2本だけのお陰で、狭いキューブ型ケースにも余裕が感じられる。録画だってそれなりに対応できる容量。 [グラフィックボード] On-Board (D-Sub/HDMI/DisplayPort) G45チップセットの評判に絆されて On-Board を選択、これもコストパフォーマンス優先のためだがパソコンゲームをやらなければ全く問題にならない。このM/BにはDVI端子が付いていないのが欠点。仕方がないのでPLANEX HDMI-DVI変換ケーブルPL-HDDV02(2m)をamazon(1680円)で購入。余計な出費をするくらいなら最初からDVI端子が付いていてしかも機能が高いM/Bを選んだ方が得策なのだが、このあたりが考え何処。 [DVDドライブ] Pioneer DVR-S15J-W 見た目の良さと以前使った中での静音性の確かさで選択。他の部品と比べると価格バランスが悪いが、いつも使っているLGやLITEONを選ぶ気にはなれなかった。ケース付属のフロントパネルを外して、このドライブ前面をそのまま見せている。美麗。おかげでケース内部に多少スペースが増えた。 [TV Tuner] 　I-O DATA GV-MVP/HS(PCI Express×1) さすがに地上デジタル放送。美しいテレビが見られた。地デジチューナー、一緒に付いてくるテレビを見るためのソフトはまだまだ成熟していなく、使い勝手が悪いと悪評ぷんぷん。アナログよりもデジタル機器の反応が鈍いなどと誰もが最初のうちは信じられないことだが、現実は厳しい。チャンネル切り替えボタンを押したって、画面が切り替わるのを待つという意識を思い出させてくれる。どんどん遅くなっていった Windows98時代のパソコンや初期のインターネット接続時の記憶が蘇る。それでも映像は綺麗だから我慢するとしよう。他社の製品も似たり寄ったりのようだ。まともな製品までには何年待てば？。　無料放送を見るのに有料のB-CASカードが必要とは、ここにも天下り、官僚、保守体質、日本の馬鹿な役人根性が作っている悪弊社会構造が見えてくる。 [OS] Windows XP HOME EDITION 購入したのは「SP3」、アップデート適用項目が少なくて助かるが、それでも最新版までアップデートするのには結構時間が掛かる。Vistaは1台だけで遠慮している。 [モニター] SAMSUNG T200G（20型Wide・光沢・1680×1050）何故かいったん身を引いたサムソン製品が復活した。この機種は全体の見た目もさることながら、画像も美しく、心配した光沢特有の映り込みの心配も杞憂に終わった。このシリーズのデザインは抜群、ワインレッド色の高級感がいい。大満足。 [最後に、] 店舗、インターネット価格の情報を逐一調べ労を惜しまない部品調達のお陰で全部で約8万円で仕上がった。もともと小さくて、静かで、サクサクと動作するPCという目的には満足の行く結果であった。ソフトをインストールした後でも、OSのみインストール直後より少し時間が掛かってきたかなという程度で、予想以上の軽快さを保っている。　オーバークロックをしないなどは自作機の王道に反するかもしれないが、家庭用途や頼まれて作るパソコンなら、コストパフォーマンスのかなり高い組み合わせといえる。 52台目の自作機完成。